HTTP ステータス メッセージ(HTTP 1.1 -
RFC2616) |
1xx: |
Informational |
このステータス コードの
分類はステータス行とオプショナル ヘッダのみで構成される暫定的な応答です。空行で終了します。 このステータス
コードのクラスに必要なヘッダーは特にありません。 |
100 |
Continue |
クライアントはリクエストを継続する必要があります。
この暫定的な応答はリクエストの最初の部分が受信され、まだリジェクトされていない状態を表します。
クライアントは残りのリクエストを送信し続ける必要があります。リクエストの送信がすでに完了している場合は、この応答を無視します。
サーバはリクエストの送信が完了すると、最終的な応答を返します。 |
101 |
Switching Protocols |
サーバは、アップグレード メッセージ ヘッダー フィールドを介して、この接続に使用されているアプリケーション
プロトコルへの変更要求を解釈し、これに応じます。 サーバは、101 応答を終了させる空行の直後、アップグレード ヘッダー
フィールドに定義されたプロトコルに切り替えます。 |
2xx: |
成功 |
このステータス
コードの分類は、クライアント リクエストの受信、解釈、受付が成功したことを示します。 |
200 |
OK |
リクエストが成功しました。 応答に付随する情報は、リクエストのメソッドによって異なります。 |
201 |
Created |
リクエストが実行され、新規リソースが作成されました。 新規に作成されたリソースは、応答のエンティティ中に、ロケーション ヘッダー
フィールドに最も明確なURLとして定義されている URL から参照できます。
応答には、リソースの特性およびロケーションのリストを記述した、エンティティが含まれている必要があります。ユーザーやユーザー
エージェントは、このリストから適切なロケーションを選択します。 |
202 |
Accepted |
リクエストは、処理のために受理されましたが、処理が完了していません。
リクエストは、処理される場合と、処理の段階で許可されずに失敗する場合があります。 このような非同期動作の発生時に、ステータス
コードを再送信する機能はありません。 |
203 |
Non-Authoritative Information |
返されたエンティティ ヘッダーのメタ情報が、ローカルまたはサードパーティ
コピーから集められたものであり、オリジンサーバから利用できるような信頼性のあるセットではありません。 |
204 |
No Content |
サーバはリクエストを実行しましたが、リクエストはエンティティ ボディーを返さず、場合によっては更新したメタ情報を返します。
応答には、更新されたメタ情報がエンティティ ヘッダー として含まれている場合があり、この情報はリクエスト変数に関連付けられている必要があります。 |
205 |
Reset Content |
サーバはリクエストを実行しました。ユーザー エージェントはリクエストを送信したドキュメント ビューをリセットしなくてはなりません。
この応答は、アクションに対する入力の後、この入力画面をクリアすることで、ユーザーが簡単に別の入力を開始できるように設定することを目的としています。 |
206 |
Partial Content |
サーバは、リソースに対する GET リクエストを部分的に実行しました。 |
3xx: |
リダイレクション |
このステータス
コードの分類は、リクエストを完了するために、ユーザー エージェントによって実行されるべきアクションが残っていることを示します。 メモ :
以前の HTTP
バージョンの仕様では、リダイレクションを 5 回以下にとどめることを勧めています。
コンテンツの開発者は、このような制限を導入しているクライアントについて考慮する必要があります。 |
300 |
Multiple Choices |
要求されたリソースがそれぞれ固有のロケーションを持つ表現セットのいずれかに相当し、agent-driven
ネゴシエーション情報が提供されているため、ユーザーまたはユーザー
エージェントは最適な表現を選択して、選択した表現セットのロケーションにリダイレクトできます。 |
301 |
Moved Permanently |
リクエストされたリソースに対して、新規の永久的なURLが割り当てられているため、今後このリソースの参照には、返された URL
のいずれかを使用します。 |
302 |
Found |
要求されたリソースは、一時的に別の URL に存在しています。 このリダイレクションは変更される可能性があるため、クライントは今後も元の URL
を使用する必要があります。 この応答は、Cache-Control または Expires ヘッダー
フィールドに記述されている場合のみキャッシュ可能です。 |
303 |
See Other |
この応答は、リクエストとは別の URL において表示されることがあり、このリソースを GET メソッドで獲得する必要があります。
このメソッドは、POST-activated スクリプトの出力を、選択されたリソースにユーザー エージェントでリダイレクトすることを可能にします。 この別の
URL は、もともとリクエストしたリソースの代わりとなる参照先ではありません。 |
304 |
Not Modified |
クライアントが条件付きの GET
リクエストを実行し、アクセスが許可されたにもかかわらず、ドキュメントが更新されていなかった場合、サーバはこのステータス コードを返します。 |
305 |
Use Proxy |
リクエストされたリソースは、ロケーション フィールドで指定されたプロキシを通してアクセスされなければなりません。 |
306 |
(Unused) |
305
ステータス コードは、以前のバージョンの仕様で使用されていましたが、現在では使用されておらず、コードは予約されています。 |
307 |
Temporary Redirect |
要求されたリソースは、一時的に別の URL に存在しています。 このリダイレクションは変更される可能性があるため、クライントは今後も元の URL
を使用する必要があります。 |
4xx: |
クライアント エラー |
4xx
分類のステータス コードは、クライントが間違いを犯した場合に使用されます。 HEAD
リクエストに応答する場合以外は、サーバはエラー状況の説明を記述したエンティティを含んでいるはずです。これは、エラーが一時的または永久的、どちらの場合でも同じです。
|
400 |
Bad Request |
リクエストの構文が不正なため、サーバがリクエストを理解できません。 |
401 |
Unauthorized |
リクエストには、ユーザー認証が必要です。代表的なものにユーザー名とパスワードを対にした認証証明などがあります。
すでに、リクエストに証明が含まれている場合、401 応答は認証がこの証明を拒否したことを示します。 |
402 |
Payment Required |
このコードは将来の使用のために予約されています。 |
403 |
Forbidden |
サーバはリクエストを理解しましたが、実行を拒否しました。 認証は無効であるため、リクエストを繰り返すべきではありません。 |
404 |
Not Found |
サーバはリクエストされた URL を検出できませんでした。 この状態が一時的、または永久的どちらであるかは判断できません。 410 (Gone)
ステータス コードは、サーバが内部構造メカニズムによって、古いリソースが永久に無効となり、転送アドレスを持たないと判断した場合に使用されます。
通常、このステータス コードは、要求拒否の正確な理由を明らかにしたくない場合や、他の応答を適用できない場合に使用されます。 |
405 |
Method Not Allowed |
このリクエスト行に定義されたメソッドは、リクエスト URL で識別されたリソースでは許可されていません。 |
406 |
Not Acceptable |
リクエストで識別されたリソースでは、リクエストの accept
ヘッダーに含まれる、受け入れ不可能な内容特性を記述した応答エンティティの生成のみが可能です。 |
407 |
Proxy Authentication Required |
このコードは、401(Unauthorized)
と類似していますが、クライアントはまず始めにプロキシで認証される必要があることを示します。 |
408 |
Request Timeout |
クライントは、サーバが設定した待ち時間以内にリクエストを完了できませんでした。
クライアントは、同じリクエストをしばらくしてから繰り返すことができます。 |
409 |
Conflict |
リクエストは、リソースの現在の状態と矛盾するため、完了できませんでした。
このコードは、ユーザー自身がこの矛盾を解消し、リクエストを再実行できると予想される場合のみ使用できます。 |
410 |
Gone |
リクエストされたリソースは、サーバ上ですでに無効となっており、転送先のアドレスもわかりません。
この状況は永久的なものと考えられます。 |
411 |
Length Required |
サーバで定義されたコンテンツの長さを満たしていないため、リクエストが拒否されました。 |
412 |
Precondition Failed |
リクエスト
ヘッダー フィールドに記述された前提条件のうちいくつかが、サーバでのテストで 偽 であると判定されました。
この応答コードは、クライアントが現在のリソースのメタ情報 (ヘッダー フィールドのデータ)
で前提条件を設定することを可能にし、意図したリソース以外へのリクエスト メソッドの適用を防止します。 |
413 |
Request Entity Too Large |
リクエスト
エンティティ がサーバの許容範囲を超えたため、サーバがリクエストの処理を拒否しました。
サーバは、クライアントがリクエストを繰り返すことを防ぐために、接続を閉じる場合があります。 |
414 |
Request-URI Too Long |
リクエスト
URL の長さがサーバの許容範囲を超えたため、サーバは、リクエストの処理を拒否しました。 この状況はまれで、クライアントが長いクエリー情報を伴う POST
リクエストを、不当に GETリクエストに変換した場合、クライアントがリダイレクションの URL "ブラックホール" に陥った場合(リダイレクション URL
のプレフィクスが、現在のURL自身のサフィックスを指定している場合など)、またはサーバがクライアントから、リクエスト URL
の読み出しおよび操作のための固定長バッファの使用によるセキュリティホールを悪用したアタックを受けている場合だけに発生する傾向があります。 |
415 |
Unsupported Media Type |
リクエストのエンティティが、リクエスト
メソッドに対してリクエストされたリソースのサポートしていないフォーマットであるため、サーバはリクエストの処理を拒否しました。 |
416 |
Requested Range Not Satisfiable |
リクエストに
Range リクエスト ヘッダー フィールドが含まれ、このフィールド内の range-specifier
の値が、選択したリソースの現在の範囲とは重複せず、さらにリクエストに If-Range リクエスト ヘッダー
フィールドが含まれない場合、サーバはこのステータス コードを返します。 |
417 |
Expectation Failed |
Expect
リクエスト
ヘッダーの期待値がサーバで満たされない、またはサーバがプロキシであり、次のホップで要求が満たされないという明白な根拠がある場合に生成されるメッセージです。 |
5xx: |
サーバ エラー |
"5"
で始まるステータス コードは、サーバにエラーがあるか、処理できないリクエストであるとサーバが判断したことを示します。 HEAD
リクエストに応答する場合以外は、サーバはエラー状況の説明を記述したエンティティを含んでいるはずです。これは、エラーが一時的または永久的、どちらの場合でも同じです。
ユーザー エージェントはこのエンティティをユーザーに対して表示します。 |
500 |
Internal Server Error |
サーバは、リクエスト実行の障害となる、予期しない状態に遭遇しました。 |
501 |
Not Implemented |
サーバは、リクエストの実行に必要な機能をサポートしていません。 これは、サーバがリクエスト
メソッドを認識できず、どのようなリソースに対してもこのメソッドをサポートする能力がない場合に適切なレスポンスです。 |
502 |
Bad Gateway |
ゲートウェイやプロキシとして動作しているサーバが、リクエストを実行するためにアクセスした上層のサーバから、無効なレスポンスを受け取りました。 |
503 |
Service Unavailable |
サーバは現在、一時的な過負荷またはサーバ メンテナンスため、リクエストを処理できない状態です。 つまりこの状態は、一定期間を過ぎると回復します。
メモ : サーバの負荷状態で必ずこのコードを使用する必要はありません。
サーバによっては、単純に接続を拒否する場合もあります。 |
504 |
Gateway Timeout |
ゲートウェイやプロキシとして動作するサーバが、リクエストを完了するために URL (HTTP、FTP、LDAP など)
で指定された上層のサーバ、またはその他の補助的なサーバ (DNS など) にアクセスしたとき、適切な時間内に応答を受信できませんでした。
メモ : 一部のプロキシでは、DNS 検索 タイムアウトの場合 400 または 500
を返します。 |
505 |
HTTP Version Not Supported |
サーバは、リクエスト メッセージで使用されている HTTP プロトコル バージョンをサポートしていないか、サポートを拒否しました。 |